30日、寝際の原油価格は急上昇2009/10/01 00:15

 寝際に価格情報を覗いたら、原油価格は急上昇中だった。?の付く動きと言ってよいだろう。株も低迷、為替もドル安というわけではない。おまけにアメリカの原油在庫は増加した。

 アメリカの石油需要が増加したことが、強気要因と言えば、強気要因だが、移動平均では5.3%増だが、単週でみれば2.4%増に過ぎない。まあ、でも増えたことには間違いがない。

 しかし、良く考えてみれば、昨年は既にかなり低い水準だったし、絶対水準も未だに日量1800万バレル台だ。これで石油需要回復とは言い難いと思うのだが、投機家諸氏はそうは見ないのだろう。

 それが、単に不勉強ということなら良いが・・・分かっていたとしたら、問題だ。あるいは他の強気要因が出たか?



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30日の原油価格(終値)は急騰2009/10/01 10:33

 30日のNYMEX/WTIは、米国の石油需要回復を主因として3.90ドル高のバレル当り70.61ドルとなった。と、書いて呆れている。急騰の理由は昨晩、ここで書いた通りだった。

 そこでは、未だ需要回復と断じるには早いと書いたが、投機筋はお構いなしだ。昨日の出来高は急増した。買い注文が膨らんだのだろう。

 ガソリンシーズンも終り、製油所ではガソリン生産を落としているから、ガソリン在庫が減るのは当然だ。そこに、思いがけずにガソリン需要が増えたというところだ。

 それも絶対水準では驚くほどのことではない。それも昨日書いた通りだ。ただ、一言追加すれば、米国のガソリン小売価格は7週間連続で低下を続けており、それが効いてきたと言えばそうかもしれない。

 これからは石油需要期に入る。本来、需要は増える。それで浮かれていてはいけないだろう。原油価格が上昇して、石油製品の小売価格が上昇すれば元の木阿弥というか、最悪の状況が訪れるかもしれない。

 言いたくはないが、それこそ「石油時代の終焉」だ。



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1日、夕方の原油価格は安い2009/10/01 18:04

 昨日は、アメリカエネルギー省エネルギー情報局(DOE/EIA)の石油週報に引き摺られた上昇だった。アメリカの石油需要量が過去4週間の移動平均で対前年同期比5.3%増、単週でも2.4%増となったからだ。

 この統計が発表された直後に原油価格は66ドル台だったのが、一挙に70ドル超えとなった。誠に恐れ入る。

 ガソリン需要量は、それぞれ5.4%増、4.5%増だった。石油需要量は先週も過去4週間平均は4.4%増だったが、 単週では1.6%減だった。4週間平均では8月末から増加に転じ、単週でも9月11日の週には僅かながら0.3%増加したが、先週は既述の通り減少していた。

 とは言え、石油需要全体では過去4週間平均では日量1900万バレル、単週平均では1890万バレルの低水準だ。少なくとも2000万バレルに戻らないと回復とは言えないのだろうと思う。それに原油在庫は増加した。

 そんなこともあったのか、未だ高いが、今日はじりじりと下げて、ついさっきは終に70ドルを割った。株安、ドル高にも支えられていたのだろうが、誠に脆弱な状況だ。いずれにしても、乱高下は迷惑だ。

 原油価格が上昇して、末端価格が上昇すれば、経済回復が本格化していない今、需要に悪影響を与えることになる。まあ、投機家はそんなことは考えない。自分達が儲かれば良いのだから。

 しかし、そんなことが長く続いて良いわけはないと思うのだが・・・



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1日、夕方の原油価格は安い2009/10/01 18:04

 昨日は、アメリカエネルギー省エネルギー情報局(DOE/EIA)の石油週報に引き摺られた上昇だった。アメリカの石油需要量が過去4週間の移動平均で対前年同期比5.3%増、単週でも2.4%増となったからだ。

 この統計が発表された直後に原油価格は66ドル台だったのが、一挙に70ドル超えとなった。誠に恐れ入る。

 ガソリン需要量は、それぞれ5.4%増、4.5%増だった。石油需要量は先週も過去4週間平均は4.4%増だったが、 単週では1.6%減だった。4週間平均では8月末から増加に転じ、単週でも9月11日の週には僅かながら0.3%増加したが、先週は既述の通り減少していた。

 とは言え、石油需要全体では過去4週間平均では日量1900万バレル、単週平均では1890万バレルの低水準だ。少なくとも2000万バレルに戻らないと回復とは言えないのだろうと思う。それに原油在庫は増加した。

 そんなこともあったのか、未だ高いが、今日はじりじりと下げて、ついさっきは終に70ドルを割った。株安、ドル高にも支えられていたのだろうが、誠に脆弱な状況だ。いずれにしても、乱高下は迷惑だ。

 原油価格が上昇して、末端価格が上昇すれば、経済回復が本格化していない今、需要に悪影響を与えることになる。まあ、投機家はそんなことは考えない。自分達が儲かれば良いのだから。

 しかし、そんなことが長く続いて良いわけはないと思うのだが・・・



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1日、夜の原油価格はほぼ夕方と同じ2009/10/01 21:11

 午後9時ちょっと前に価格情報を覗いたら、夕方とほぼ同じだった。結構、持っている。アジア、欧州と株式市場がジリ貧、ドル高という状況の中だから大したものだ。日経平均は1万円を割ったままだ。欧州も午前はだれた。

 NYMEXは偶然夕方と同じ69.98ドルだったが、ICE、エネルギーインテリジェンスともに夕方よりも20セント程度ほど安い、69.88ドル程度だ。

 あと一時間ほどでニューヨーク石油先物市場の立会い、株式市場も始まる。さて、どうなるか?昨日の石油週報に対する解釈を見直すことになるのか?

 ところで話は全く変わるが、コペンハーゲンの国際オリンピック委員会ではオバマ人気のせいか、あのシカゴがトップの評価になったとか。驚きだ。確か、リオがダントツだった筈だが・・・

 鳩山さんも駆けつけるがちょっと役者不足かもしれない。明日の投票結果がどうなるか?興味津々だ。やはりオリンピックは話題の花形だ。それにしてもオバマ人気は凄い。結果はどうあれ、アメリカは大成功だ。



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このブログについて

石油価格は需給のファンダメンタルズから遊離し、異常な水準にまで上昇してしまった。
一刻も早く正常に戻ることを願いつつ、その異常な原油価格動向を書き止めることにした。

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