週末20日の原油価格(終値)はおかしな上昇2012/04/21 15:36

 4月も下旬になろうと言うのに、今日もぐずぐずした肌寒い天気だ。それでも花々は美しく咲いて気持ちを慰めてくれる。異様さは続くが、春は春だ。早く普通に戻ってくれとは思うが、有難いことだ。

 さて、原油先物市場のおかしさは相変わらずだ。G20の警鐘にも係わらず、現下の石油需給から遊離して株と為替で反騰した。昨日はヨーロッパ、アメリカの株価が上げ、ドルも弱かったのだ。

 週末20日の原油価格(終値)は、WTI、投機のブレントもともに上げた。また、シーソーの揺れが大きくなりつつあるのか?困ったことだ。G20の警鐘は当然のことだし、オバマ政権の動きにも期待したいものだ。

 20日のWTI価格(終値)は、78セント高のバレル当り103.05ドルへと反騰した。反騰と言う上げ幅ではないが、103ドルという異様な高価格水準なのだから、ご容赦願おう。

 投機のブレントは、もっとひどい。118ドルという高みにあるのに、76セントも上げた。まことにおかしい。逆値差は14.88ドルへと縮小したが、異様さには変わりがない。G20も警鐘を発する分けだ。

 金価格も投機のブレント同様僅か上げた。1.4ドル高だが、昨日に続きジリジリと上げている。オンス当り1642.8ドルまで戻した。しかし、まだまだ高い。他方、最高値は1648.2ドルへと、これで六日間続落だ。


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コメント

_ 馬田 佳則 ― 2012/04/23 09:16

いつも拝見しています
この2~3日WTIとブレントの価格と逆差値の計算が合っていません
どの数値が正しいのですか?
失礼ながらお聞きします。

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石油価格は需給のファンダメンタルズから遊離し、異常な水準にまで上昇してしまった。
一刻も早く正常に戻ることを願いつつ、その異常な原油価格動向を書き止めることにした。

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