31日の原油価格(終値)は少し高い2010/01/01 13:59

 2009年12月31日のNYMEX/WTIは、アメリカの厳冬、石油在庫減少を主因として10セント高のバレル当り79.36ドルで終った。結局、年末まで、需給のファンダメンタルズからは遊離したままだった。

 石油在庫の減少についてはここで再三書いてきた通りだが、石油需要が回復しないままでの取崩しであることに留意すべきだろう。今は冬場需要期だから、基本的に強気の相場となっているが、もともと需給からすればもっと安くて良かったわけだから、この価格水準が適正とは言えない。

 ようやく、ついさっきニューヨークも新年となった。1月1日は先物市場はお休みで、1月3日(日)の午後6時から市場が再開となる。それからが、正念場になることだろう。年末に輸入を抑えていた原油が到着を始めるし、この水準が維持されるかどうか、注目だ。

 1月下旬からはNYMEXの期近物が3月渡しになる。先物市場では一足早い春の訪れとなる。さて、どうなるか?たとえ、厳冬になっても、あと少しのことだ。

 因みにWTIは12月平均が74.60ドルとなり、11月平均の78.14ドルからは低下したものの、10月平均の75.82ドルに迫る高水準だった。2009年の平均は62.16ドルになり、60ドル台が維持されたことになる。


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4日、新年の原油価格は上昇2010/01/04 12:48

ついさっき新年最初の価格情報を覗いてみた。新年とは言っても、アジアのことだ。ロンドンはまだ午前3時半、ニューヨークに至っては昨日の午後10時半だ。NYMEX/WTIは、昨年の上昇をそのまま受け継ぎ、55セント高のバレル当り79.91ドルだった。

 アジア株式市場がご祝儀相場もあるのか、日経平均他、上海を除いて軒並み高かった。ドルは対ユーロでは強含みだったが、このご祝儀相場と、それに今年こそ、景気回復、石油需給タイトという昨年末の見通しを反映したのだろう。

 今年も昨年同様、現下の正確な需給のファンダメンタルズから遊離した市場となるのだろうか?まだまだこれからロンドン、ニューヨークと移って行くので何とも言えないが、その意味では嫌な年明けだった。


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4日、夜の原油価格は暴騰2010/01/04 21:53

 午後9時半頃に価格情報を覗いたら、原油価格が急騰していた。NYMEX/WTIが昨年末の1.49ドル高のバレル当り80.85ドルになっていた。

 アジアの株式市場では中国で下げたものの、日経平均、シンガポールともに上昇、欧州も上げ続けている。ドルも対ユーロで安い。こうなっては、上げ基調になるが、ここのところ年初に起きている高騰劇がまた繰り返されているようだ。

 ロシアとベラルーシュの間で石油価格を巡ってトラブルが発生したという。またかという感がある。更に冬が寒いの当たり前だが、それも強気要因になったようだ。加えて、経済指標に改善が見られたということだ。

 いろいろあるが、それほど急に変わる筈のものでもないのに、これだから困る。やはり、ご祝儀相場の感が強い。あまちゃでかっぽれ、あ~それそれと言ったところか。困ったことではある。


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4日の原油価格(終値)は暴騰2010/01/05 11:42

 4日のNYMEX/WTIは、経済指標好転、石油需要回復期待、アメリカの厳冬を主因として昨年末の終値から2.15ドル上昇してバレル当り81.51ドルとなった。と、書いてただただ呆れている。

 株高、ドル安という昨年を通じた基調に厳冬が加わった格好だが、もともと底上げされていた原油価格がそのまま需要期にあるという強気で更に上昇したということだろう。

 今日、明日とアメリカの石油週報が相次いで発表となる。そこで、需要増が裏打ちされるのかどうか、ポイントだ。ご祝儀相場だったのかどうかが検証されるとも言える。


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5日、夜の原油価格は高い2010/01/05 21:44

 午後9時半過ぎに価格情報を覗いたら、NYMEX/WTIが昨日の終値から更に18セント高かった。バレル当り81.69ドルだ。投機資金が大分流れ込んだようだ。

 原油だけではなく、株、金も高い。今は18セント高だが、昼過ぎにきはもっと高かった。これまでの高値は81.99ドルと82ドル寸前まで上がったようだ。それから、するとじりじりと下げたことになる。

 アメリカ東部標準時の午後4時半にはアメリカ石油協会(API)の石油週報が発表になる。それが、この高値を裏打ちするものとなるのかどうか注目だ。明日はアメリカ政府の石油週報が発表となる。

 後者は需要も発表となるから、より注目だ。


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石油価格は需給のファンダメンタルズから遊離し、異常な水準にまで上昇してしまった。
一刻も早く正常に戻ることを願いつつ、その異常な原油価格動向を書き止めることにした。

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