5月2日、週明けの原油価格は大幅低下2011/05/02 18:56

週明けの原油価格は、先週末より上げて始まった。しかし、その勢いは続かず、低下を続けた。そして、先週末、これと言った理由は無く、上昇した分以上に下げた。

 しかし、ロンドンの参加者が手ぐすねを引いていたから、ヨーロッパ中心に移って、直ぐは上昇を始めていた。それでも、NYMEX/WTIは、1.5ドル低下してバレル当り112.43ドルとなっていた。

 その後、あのショッキングなニュースが、その勢いを殺ぎ、下落となった。今は、2.06ドル安の111.87ドルだ。ショッキングなニュースとは、アルカイダのリーダー・オサマ・ビン・ラディンの殺害だ。

 オバマ大統領によって明らかにされたものだが、それは株価も上げ、金先物を下げた。治安問題に対する懸念が解消されるという見方だったが、とりあえずはそう言うことだろう。

 今後の展開がずっとそうかと言うと、それは分からない。アルカイダの報復テロなどがあると、一挙に不安が再燃するかもしれない。そんなことはあって欲しくはないが、こればかりは分からない。

 さて、ブレントも下げた。先週終値の125.89ドルから122.63ドルへと下げた。シティの投機筋も必死だろうが、こればかりは致し方無い。じっと、反撃を狙って静かにしている他はない。

 金も史上最高値を更新した先週末のオンス当り1556.4ドルから、1ドル下げた。一時は1545.2ドルまで下げていたが、大分持ち直した。しぶといが、まあ、しかし、金は世界経済に影響を及ぼすものではない。

 ちょっと時間が経ったので、午後7時前の今、もう一度価格情報を覗いたら、WTIは111.43ドルになっていた。まだまだ馬鹿高いから、何てことはない下げだが、上がるよりは良い。さて、これからどうなることやら・・・


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2日、寝際の原油価格は急騰2011/05/03 01:00

 ビンラディンショックで大幅に下落した原油価格は、ヨーロッパ、アメリカと参加者が推移する内に大きく方向転換した。現在は、先週末を上回る水準になった。ひどいもんだ。

 NYMEX/WTIは、78セント高のバレル当り114.71ドルだ。一時は110.82ドルまで下げた。114.77ドルまで上げていたから、その時はほぼ4ドル上げだった。

 需給に関係無く上げ、そして関係無く下げたのだから、今また需給に関係無く上げても、おかしくはないのだろう。先物市場の不健全性は極まった感がある。

 あの異様に高いブレントは、126ドル台にまで上昇した。まったくひどい。投機は踊るか・・・

 史上最高値を更新した金は一時は1545.2ドルまで下げていたが、現在は11.8ドル高の1568.2ドルだ。このまま行けば、またまた史上最高値を更新だ。まあ、しかし、金は世界経済に影響を及ぼすものではないから良いか。

 週明け直後の下げは、株高、対ユーロドル安の中での下げだったから、昨年、一昨年の二大金融要因主導の上げからすればおかしかったのだから、今また、おかしな状況に戻っただけか・・・

 全く、油断も隙もあったのものではない。終値もこのまま上げたままなのだろうか?そうかもしれない。全く困った状況だ。


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2日の原油価格(終値)は低下、3日夜は更に低下中2011/05/03 21:38

 2日のNYMEX/WTIは、ビンラディンショックで41セント安のバレル当り113.52ドルになったとされているが、より詳しく見れば、ここで昨日、書いた通りだ。簡単に言えば、ショックからは立ち直り、そこまで来たと言ったところだろう。

 というか、何のことはない、それもここで書いた通りだが、株高、対ユーロドル安でそこまで戻したということだ。ただ、ひどいもんだと昨日寝際に書いた水準よりは下げた。

 まあ、これも昨日書いた通りだが、「需給に関係無く上げ、そして関係無く下げたのだから、今また需給に関係無く上げても、おかしくはないのだろう。先物市場の不健全性は極まった感がある」と言う事だ。

 あの異様に高いブレントは、昨日寝際には126ドル台にまで上昇したが、結局、125.12ドルで終わった。それでも、まったくひどい。投機は踊るに変わりは無い。

 原油は少し下げたが、金はそのまま史上最高値を更新した。昨日寝際の1568.2ドルからは下げたものの1557.1ドルの史上最高値の終値になったのだ。取引中高値も1577.4ドルと史上最高値となった。

 3日は、2日の最終ムードを引きづった。それに、日経平均は上げたが、ヨーロッパの株価が下げた。対ユーロでドルも持ち直しつつある。そんなことで二大金融要因が弱気になったことが利いているのだろう。

 午後9時半には、WTIが1.13ドル安の112.39ドル、ブレントが1.51ドル安の123.61ドルまで低下している。さて、これからニューヨークがどうなるのか?注目だ。

 アメリカの民間石油統計も発表となるが、それは終値後だから、明日の原油価格に影響を与えることになる。今のところ、原油在庫は増加するとの見る専門家が多い。


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3日の原油価格(終値)は大幅低下、4日も続落2011/05/04 16:33

3日のNYMEX/WTIは、原油高による需要減退に対する懸念、対ユーロドル安を主因として2.47ドル安のバレル当り111.05ドルになった。それに銀先物相場の大幅低下も利いたとされている。

 とは言え、ヨーロッパ、アメリカと株価が下げたことが利いたのだろう。株、為替の二大金融要因が弱気だったのだから、昨年、一昨年の動きからすれば当然のことだったのかも知れない。

 ブレントも2.67ドル安の122.45ドルになった。こちらは相変わらずひどい高さだ。今日は、WTI、ブレントともに続落だ。午後4時過ぎ現在、WTIが41セント安の110.64ドル、ブレントは122.23ドルだ。

 これからヨーロッパが開くまでは本格的動きとは言えないが、今日も一端110.20ドル程度まで下がって、それから111ドル弱まで上げてから下げた。上げたり、下げたりだ。

 金も16.70ドル安のオンス当り1540.40ドルまで下げた。現在も、6ドル安の1534.4ドルだ。こちらこそ、銀先物相場の急落に引きづられている格好だ。

 終値後に発表となったアメリカの民間石油統計では原油在庫が膨れ上がった。それにガソリン在庫まで増えた。今日発表となるアメリカ政府の石油総計も原油在庫が増加するとの見通しだ。ガソリン需要が低下したとの統計もあり、需給面は弱気一色になりそうだ。


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4日の原油価格(終値)は大幅続落、5日も低下2011/05/05 13:07

 原油高による需要減退に対する懸念、対ユーロドル高、ヨーロッパ、アメリカの株安を主因として、4日のNYMEX/WTIも1.81ドル安のバレル当り109.24ドルになった。

 昨年、一昨年と原油が余っていたのに、原油価格を引き上げた、株、為替の二大金融要因が弱気だったのだから、当然のことだったのかも知れない。

 ブレントも 1.26ドル安の121.19ドルになった。こちらは未だに120ドル台と相変わらずひどい高さだ。ただ、今日も、WTI、ブレントともに続落だ。午後1時前、WTIが55セント安の108.69ドル、ブレントは120.88ドルになった。

 金も25.10ドル安のオンス当り1515.30ドルまで下げた。それでも1500ドル台を維持している。高くなったもんだ。現在は、2.3ドルと僅かながら上げて1517.2ドルになった。原油とは若干異なる動きだ。

 アメリカの民間石油統計に続いて発表されたアメリカ政府の石油総計もやはり原油在庫が増加した。ただ、ガソリン在庫、溜出油(軽油)在庫は減少した。

 しかしながら、アメリカのガソリン需要は、低下している。ガソリン小売価格の上昇が消費者心理に影響したのだろう。

 それから、アメリカの経済指標が芳しくなかったことも原油価格低下に寄与したとのことだ。昨年、一昨年と原油需給に係わりなく、原油価格が上昇をし続けたのだから、何をかいわんやだが、それを言ったらお終いかもしれない(笑い)。


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石油価格は需給のファンダメンタルズから遊離し、異常な水準にまで上昇してしまった。
一刻も早く正常に戻ることを願いつつ、その異常な原油価格動向を書き止めることにした。

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