31日の原油価格(終値)はジリ貧2011/11/01 13:41

 10月31日の原油価格は、やはりジリジリと下げた。アジア株式市場が全滅状態、ヨーロッパ、アメリカの株式市場も軒並み低下した。ドルも対ユーロで上昇したのだから、金融要因が支配する市場では当然の結果なのだろう。

 やはり日本政府の為替介入の効果は限定的だったようだ。一気に円安となり、その後戻し加減だ。それでも、是正方向にあることは間違いがない。それに比べドルは対ユーロで大分戻した。

 WTI価格は、結局、僅か13セント安のバレル当り93.19ドルで終わった。一時は91.27ドルまで下げ、それから大分戻した。妙なことだ。一気に90ドル割れでもおかしくなかったのに、これは何だ。不思議なことが続く。

 昨日買いたように「アメリカでは石油需要低迷、高水準の在庫状況だから、70ドル台でもおかしくない」のだろうが、妙だ。暖房油がタイトになったのかと思っても、天然ガス価格は23ドル台へと下がるばかりだ。

 投機のブレントは35セント安の109.56ドルと、こちらも少し戻して引けた。僅かWTIより下げ幅が大きかったので逆値差が縮小した。それでも、16.48ドルと異様に大きい。本当は安くても良いのだから。

 金は、22ドル安のオンス当り1725.2ドルになった。こちらも僅か戻して終わった。原油と傾向は一緒だ。そこに投機筋の意図が感じられる。最高値は1746.5ドルのままだった。まあ、まだまだ投機が踊っている。


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1日寝際の原油価格は大幅低下2011/11/02 00:31

 11月1日寝際の原油価格は大幅に低下していた。アジア株式市場が全滅、ヨーロッパ、アメリカの株式市場も大幅に低下した。そしてドルも対ユーロで上昇した。株、為替の二大金融要因が主の市場では当然の帰結だ。

 WTI価格は、2.36ドル安のバレル当り90.83ドルとなっている。それでも、一時は90ドルを割り、89.17ドルまで下げていたのだから、大分戻した。それはヨーロッパ、アメリカの株ともに少し戻したからだ。

 需給からすれば、昨日書いたように「アメリカでは石油需要低迷、高水準の在庫状況だから、70ドル台でもおかしくない」のだが、下げたのは株、為替だから嘆かわしい。しかも、1ドル半程度の戻しも株、為替だ。

 投機のブレントは、一時106.25ドルまで下げたが、107.34ドルまで戻した。WTIより下げ幅が僅か小さかったので逆値差がまた少し拡大した。まあ、16.51ドルだから横ばいと言えば横ばいだが。

 金も同じ動きだった。一時は38.2ドル安のオンス当り1687ドルまで下げたが、今は1707.6ドルまで戻した。投機筋は1700ドル台に戻ってホッとしていることだろう。最高値は1725.6ドルだった。


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11月1日の原油価格(終値)は大分戻した2011/11/02 13:04

 11月1日の原油価格(終値)は、あれれっ!状態だ。これと言った強気要因は無かった筈なのに、昨晩寝際から大分戻した。昨年、一昨年の株、為替の二大金融要因の影響力からすれば、大幅に低下して良かった筈だ。

 アジア株式市場が全滅、ヨーロッパ、アメリカの株式市場も大幅に低下してドルも対ユーロで急上昇した。勿論、需給上の強気要因は無い。これから、アメリカの在庫統計が発表になるから、その意味では注目だ。

 WTI価格は、結局、1ドル安のバレル当り92.19ドルまで戻した。一時は90ドルを割り、89.17ドルまで下げていたのが嘘のようだ。昨日寝際にはヨーロッパ、アメリカの株ともに少し戻していたが、その後低下した。

 おかしなことは多い。それは、投機のブレントにより明確に出ている。なんと、ブレントは一時106.25ドルまで下げたが、結局、109.54ドルまで戻した。僅か2セント安だった。これで、逆値差がまた17.45ドルへと拡大した。

 金も同じ動きだった。一時は38.2ドル安のオンス当り1687ドルまで下げたが、結局、13.4ドル安の1711.8ドルまで戻した。最高値は1725.6ドルのままだった。ただ、欧州不安の中で良くこの水準で止まったという感がする。


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2日夜の原油価格は異様に上昇中2011/11/02 21:30

 2日夜の原油価格は、ますますあれれっ!状態だ。これと言った強気要因は無かったのに、価格が上昇した。ただ、ヨーロッパの株式市場が回復基調になって来たので、原油価格も上昇してしまうかもしれない。

 分けも無く90ドル台を維持した効果は大きい。アメリカ東部の異常な寒波を底値にした屁理屈が通ったのだから、市場も異様だ。90ドルを死守したなどと言う者もいる。一体これは何だと言いたい。

 今日は、もうすぐアメリカ政府の石油週報が発表となる。そこで、暖房油在庫が減少したりすれば、それ見たことかとなる。アメリカの石油需給は基本的に緩い、在庫が低いと言っても問題のある水準ではない、と正当に考える投機家はいない。それが投機の所以だが。困ったことだ。

 WTI価格は、さっきは、83セント高のバレル当り93.02ドルまで上昇した。今は更に上昇していることだろう。えっ、93ドル?と驚くばかりだ。90ドル割れなどが続けば、投機筋は大損失だ。必死なのだろうが、異様な状態を作って、もっと不安になっているのではないか?

 おかしなことは多い。それは、投機のブレントにより明確に出ている。なんと、ブレントは、110.38ドルまで上げた。こちらは何と110ドル台だ。異様だ。こんなことがいつまで続くのか?

 金も同じ動きだった。19.9ドル高のオンス当り1731.7ドルまで上げた。最高値は1738.3ドルとなった。今後は、欧州の信用不安の高まりに乗って安全資産の本領発揮となるのか?注目だ。

 しかし、投機筋の勝手な理屈には呆れるが、それで市場が動くのだから、何をかいわんやだ。投機筋はどうにかして儲けることを考えるのだから、仕方がないか?こちらが駄目ならこちら、それには理屈、屁理屈ということだ。破綻しなければ、それで良いのだが・・・さて、どうなることやら。


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2日寝際の原油価格も異様に上昇中2011/11/03 00:48

 2日寝際の原油価格は、またまたあれれっ!状態だ。ヨーロッパ、アメリカの株価が上向き、ドルも対ユーロで弱含んだのだから、あれれっではないのかもしれないが、需給上の強気要因は無かった。上がってしまうかもしれないと危惧した通りになってしまいそうだ。

 やはり、分けも無く90ドル台を維持した効果は大きかった。アメリカ政府の石油週報では、原油、ガソリン在庫が増加して溜出油(軽油=暖房油含む)が大幅に減少した。全体としては増えたのだから弱気要因の筈だが、恐らく暖房油を含んだ溜出油が減少したことを強調したのだろう。

 だが、面白いことに、石油週報の発表直後には、全体の在庫状況を睨んで若干軟化して、その後に上昇した。暖房油在庫の減少を屁理屈にするのに時間が掛かったのだろう。悲しいことに、予想通りと言えば、予想通りだった。

 WTI価格は、ついさっき1.01ドル高のバレル当り93.20ドルまで上昇していた。恐らく今はもっと上げていることだろう。株価がこのまま上昇を続ければ、明日の終値ももっと上がっているに違いない。困ったことだ。

 投機のブレントは、終に111.16ドルまで上げた。何と111ドル台だ。ひどいもんだ。異様も異様、こんなことが一体いつまで続くのか?

 金も同じ動きだった。29.1ドル高のオンス当り1740.9ドルまで上げた。最高値は1745.6ドルとなった。やはり、欧州の信用不安の高まりに乗って安全資産の本領発揮となるのだろうか?注目だ。


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石油価格は需給のファンダメンタルズから遊離し、異常な水準にまで上昇してしまった。
一刻も早く正常に戻ることを願いつつ、その異常な原油価格動向を書き止めることにした。

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