31日の原油価格(終値)はまちまち2012/02/01 11:39

 31日の原油価格(終値)は、WTIがアメリカ株の低下を受け、それまでの上昇を抑え、僅か下げたが、投機のブレントはヨーロッパ株が僅か上げたことを受け、僅か上げた。まちまちの結果になったが、ほぼ横ばいと言ってよい。

 需要低迷が続き、現下の原油需給に何等問題が無かったのに、株高、イラン問題などで、原油価格が不当、不正に上昇したここ数年の修正はなかなか行われない。行き過ぎ投機の悪弊が原油を覆っていると言えそうだ。

 WTIは、昨晩、1.22ドル高の100ドルまで戻していたが、結局、30セント安のバレル当り98.48ドルまで下げた。アメリカ経済指標の悪化、株低下は投機筋の心理を冷え込ませたようだ。

 しかし、何でそれなら、本来注目すべき、アメリカ石油需要の低迷など現下の石油需給を冷静に分析しなかったのか?大いに疑問だ。需給不安要因だけを取り上げ、価格高騰を仕組んだと言われても仕方が無いだろう。

 それでも、投機のブレントは僅かながら上げた。23セント高の110.98ドルになった。まあ、昨晩の112.06ドルからは下げた。当然だ。これで、WTIとの逆値差は、12.50ドルへと拡大した。世も末だ。お陰でアジアはこの歪さに苛まれている。

 金もブレント同様上げた。6ドル高のオンス当り1740.4ドルとなった。対ユーロドル安が主因のようだが、それはWTIも同じ筈だ。それでも、昨晩の1742.2ドルからは僅か下げた。現物需要も増えたらしい。

 アメリカの低金利政策も金価格上昇の背景にあるとしているが、低金利政策が経済成長を担保し、将来インフレになるとでも言うのだろうか、あるいは金利を遥かに上回る金の値上がりが確保されているとでも言うのだろうか?何等、割り切れないがまあこちらは庶民には関係の無いことだが。



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1日寝際のWTIは僅か上昇2012/02/02 02:20

 1日寝際の原油価格は、株高、ドル安にも係わらず、WTIが僅かな上げに止まっていたが、投機のブレントは大幅に上げた。またまた、まちまちの動きとなった。

 ヨーロッパの株が急激に上げ、アメリカがそこそこの上げということが利いたのだろうか。ただ、ドルは対ユーロで急激に弱まった。本来ならば、相当に上げて良かったことだろう。

 そんなことで、WTIは、13セント高のバレル当り98.61ドルに止まったが、投機のブレントは1.16ドル高の112.14ドルまで上げた。逆値差は、12ドル台のままだ。まことにおかしい。

 金は更に上げた。12.3ドル高のオンス当り1752.7ドルとなった。急激な対ユーロドル安が主因なのだろう。最高値は1754ドルと一時の過激な上げではない。

 アメリカの石油統計が発表となったが、それによれば、今更だが、深刻な需要減退が続いている。過去四週間平均の石油需要は昨年同期比4.3%減、ガソリン需要は同7.3%減だ。本来、石油在庫の増減よりもこちらを見るべきだろう。もっとも、暖房油を除き、石油在庫も増加しているが。


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1日の原油価格(終値)もまちまちの動き2012/02/02 10:44

 1日の原油価格(終値)は、またまた、WTIと投機のブレントがまちまちの動きだった。ヨーロッパの大幅な株高に対しアメリカの株価上昇がそれほどではなかったこと、それに石油需給統計による弱気要因もあったということだ。

 しかし、対ユーロドル安は両者ともに同じだった。株、為替の二大金融要因だけだったら、WTIも上昇したことだろう。そう考えれば、現下のアメリカ石油需給要因も僅かながら利いたと言えそうだ。結構なことだ。

 即ち、WTIは、結局、87セント安のバレル当り97.61ドルとなったが、投機のブレントは58セント高の111.56ドルになった。それでも、ブレントは昨晩寝際の112.14ドルからは下げた。

 下げは当然のことだろう。そして、まちまちの結果、ブレントの逆値差は13ドル台まで広がった。異様さはますます嵩じている。因みに、アメリカの天然ガス価格は原油換算でバレル当り14.29ドルまで低下している。

 金は更に上げた。9.1ドル高のオンス当り1749.5ドルとなった。こちらもブレントではないが、昨晩寝際の1752.7ドルからは下げた。急激な対ユーロドル安が上昇の主因のようだ。最高値は1754ドルのままだった。


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2日夕の原油価格は僅か上昇2012/02/02 16:21

 2日夕の原油価格は、朝方よりは上昇した。朝方は、昨日比マイナスだったが、今は、僅かながら昨日比プラスに転じた。アジアの株式市場は軒並み上昇、ドルも対ユーロで軟化した。そのためだろう。

 おかしいと言っても始まらない。ドルだってまだまだ対ユーロで強い。アメリカの石油需要はジリ貧だ。冬場の取り崩し期だと言うのに、石油在庫だって増えている。何も強気になる要因は無かった筈だ。

 WTIは、7セント高のバレル当り97.68ドルとなった。投機のブレントは続伸だ。58セント高の112.14ドルとなった。逆値差は終に14ドル台へと突入した。異様さは嵩じている。

 金は僅かだが更に上げた。1.2ドル高のオンス当り1750.7ドルとなった。最高値は1756.7ドルになった。ただ、これまでジリジリと上げて来てはいたが、その勢いが弱まった感がある。


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2日夕の原油価格は僅か上昇2012/02/02 16:24

 2日夕の原油価格は、朝方よりは上昇した。朝方は、昨日比マイナスだったが、今は、僅かながら昨日比プラスに転じた。アジアの株式市場は軒並み上昇、ドルも対ユーロで軟化した。そのためだろう。

 おかしいと言っても始まらない。ドルだってまだまだ対ユーロで強い。アメリカの石油需要はジリ貧だ。冬場の取り崩し期だと言うのに、石油在庫だって増えている。何も強気になる要因は無かった筈だ。

 WTIは、7セント高のバレル当り97.68ドルとなった。投機のブレントは続伸だ。58セント高の112.14ドルとなった。逆値差は終に14ドル台へと突入した。異様さは嵩じている。

 金は僅かだが更に上げた。1.2ドル高のオンス当り1750.7ドルとなった。最高値は1756.7ドルになった。ただ、これまでジリジリと上げて来てはいたが、その勢いが弱まった感がある。


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石油価格は需給のファンダメンタルズから遊離し、異常な水準にまで上昇してしまった。
一刻も早く正常に戻ることを願いつつ、その異常な原油価格動向を書き止めることにした。

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