2日、寝際の原油価格は80ドル超え2010/08/02 23:24

 寝際に価格情報を覗いたら、原油価格が80ドルを超えていた。呆れてものも言えない。何度も言うが、需給のファンダメンタルズから遊離した原油価格暴騰だ。

 NYMEX/WTIは、1.90ドル高のバレル当り80.85ドルだった。えっ、一気にそんなに?と首を捻る。またまた、株高、ドル安の二大金融要因を背景にした急騰だ。

 おかしいと言っても始まらないのだが、言わざるを得ない。そう言っておかなければ、気が済まない。

 ところで、今日はあのマットシモンズに関する記述を見た。彼は、その筋が関心を持ち、時には大きな波紋を呼ぶ発言をする。そもそも、2004年以降の価格暴騰を招いた一つの原因は彼の発言だった。

 サウジの原油生産が頭打ちになるということを「沙漠のたそがれ」という本で書いた。これがピークオイル論を大きくクローズアップさせることになった。人々をして不安に陥れたのだ。

 それが、今回BPの原油流出事故でも、耳目を集める発言をした。この原油流出は止まらず数10年間は続く、この流出を止めるには核爆発を利用するしかないと言ったのだ。

 そして、結局、これは杞憂に終った。まだ、完全に解決というわけではないが、流出は止まり、核爆発を使用することも無かった。今回については彼の発言に嫌気を出したものが多かった。

 これはサウジについても言えるのだろうか?サウジ政府はもともと完全否定だったが、世界も徐々にショッキングな報告から離れ、冷静になりつつある。このような問題児に世界は振り回された。

 しかし、何故、原油価格は、また暴騰を始めたのだろうか?その背景を徹底分析する必要がありそうだ。小説「月の欠片」では暴騰後、暴落することになっているが、現実はどうか?


下記楽天ブログで原油価格暴騰とイスラムをテーマにした小説「月の欠片」を連載中です。ぜひ一度覗いて見てください!
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石油価格は需給のファンダメンタルズから遊離し、異常な水準にまで上昇してしまった。
一刻も早く正常に戻ることを願いつつ、その異常な原油価格動向を書き止めることにした。

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