11月1日、週明けの原油価格は暴騰2010/11/02 00:29

 週明けの原油価格は急騰だ。その急騰は、アメリカ市場が開いた頃からだ。朝方は60セント程度の上昇だったが、今は2ドル以上の上昇だ。ドルが対ユーロで高くなったのに、全く理解出来ない状況だ。

 まあ、しかし、ドル高ではあったが、アジアの株式は日経を除き軒並み上昇、ヨーロッパ、アメリカの株が急伸だからそのせいと考えれば良いのか?

 あるいは、ナイミ・サウジ石油相が70ドル~90ドルという新たな価格帯を提唱したようだが、それが効いたか。2004年の価格上昇も、あの時は誤解もあったが、やはりナイミ石油相の発言が発端だった。

 この価格帯が産油国、消費国ともに満足する水準だというのだから畏れ入る。誤解も甚だしい。ただ、この消費国というのが、国際石油資本と考えれば頷けないこともない。

 この水準なら確実に代替エネルギーへのシフトが進むことだろう。同相もそれを望んでいるというのだから、理解に苦しむ。さて、本当にどうなるか?物が余っているのに価格が上がる状況が続くのか?


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11月1日の原油価格(終値)は暴騰2010/11/02 13:16

 11月1日の原油価格は、結局、暴騰だった。需給のファンダメンタルズで何か大きな変化があったかと言うと、決してそうではない。冬場需要期に入り、投機家達が最後の賭けを挑み始めたと言うことだろう。

 まあ、それはそれとして一般的解説をいつもの通り紹介しておこう。1日のNYMEX/WTIは、米中の経済指標の好転、それに伴う、石油需要回復への期待を主因として1.52ドル高のバレル当り82.95ドルとなった。

 付け加えれば、シンガポールにおけるサウジ石油相の「70~90ドルが居心地の良い水準」という発言も効いたようだ。前は「70~80ドル」と言っていたから、上限を10ドル引き上げたことになる。

 昨晩も書いたが、サウジ石油相の発言は重い。影響力が大きい。市場を見詰めて来たエキスパートでもあるから、その感も鋭いものがある。しかし、通常は絶対的価格水準に言及するとそこから逸れることが多い。

 まあ、冬場需要期、中国要因と上がって来れば、ほぼ間違い無いという気持ちでの発言でもあるだろう。しかし、中国万博も終了した。きちんとした統計で需要増が裏付けられるのか?

 若干疑問もある。さて、どうなるか?今週は、面白い展開になる。


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2日、午後の原油価格は更に高い2010/11/02 16:06

 午後3時半過ぎに価格情報を覗いたら原油価格は上昇していた。アジア、ヨーロッパと株高、対ユーロでドル安だから、昨年、今年の動きからすれば当然のことだろうが、呆れて物も言えない。

 NYMEX/WTIは、47セント上昇してバレル当り83.42ドルになっていた。困ったものだ。そうそう、今朝書いたサウジ石油相の発言にもう少し触れておこう。

 「サウジ石油相の発言は重い。影響力が大きい。市場を見詰めて来たエキスパートでもあるから、その感も鋭いものがある」と書いた。その意味合いは、深い。

 2008年に原油価格が暴騰した時、サウジは大増産をして原油価格引下げに動いた。今は需給ファンダメンタルズに係わり無く動くとは言え、仮にサウジが大増産すれば、その影響はやがて現われる。

 それで、発言を再度考えれば、90ドルまではそんなことはしませんよということだ。それだけは、確実に言えることだ。後は、価格のことだ。どうなるかは分からない。

 ただ、サウジと互恵的戦略関係にあるロシアがその主力原油ウラルの輸出削減を決めたらしい。これは結構大きい。サウジ石油相は当然のことながら、それを予期していた筈だ。

 そんなこともあっての発言かな~と思ったりしている。そう考えれば、確かに納得が行く発言かもしれない。だけど、これまでは需給に関係なく株、為替の二大金融要因で上昇して来た。

 そうとすれば、この頼みの株、為替が下振れになった時にどうなるか?それはみものだろう。さて、本当にどうなるか?アメリカの石油在庫動向とともに注目だ。


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2日、夜の原油価格は更に高い2010/11/02 21:56

 午後9時半過ぎに価格情報を覗いたら原油価格は更に上昇していた。ヨーロッパの株価が急騰、対ユーロでドル安だから、そんなことなのだろう。もう、ほとんど馬鹿らしい急騰だ。

 NYMEX/WTIは、1.1ドル高のバレル当り84.05ドルになっていた。今年の4月の異様な高騰に近付きつつある。しかも、今回は、当時の製油所スト、ガソリン供給懸念も無い。

 5月3日には86.19ドルだったから、超えるには高いハードルだ。しかし、半年振りの高値ということになることはまず間違いがないだろう。困ったことだ。

 今日はアメリカで民間の石油週報が出る。その結果がいつもより以上に注目だ。


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2日、寝際の原油価格は少し低下2010/11/02 23:11

 寝際に価格情報を覗いたら、原油価格は未だに高かった。ヨーロッパに続いて始まったアメリカの株価も高かった。ドルは対ユーロで未だ安い。ということだったが、少し値を下げた。

 それでも、NYMEX/WTIは、91セント高のバレル当り83.86ドルだった。83ドル台に下がったとは言え、上昇傾向だった。始末におえない。せめて、株高、ドル安という二大金融要因が強気の中での低下を歓迎すべきか?

 お~と、と、言っている隙に、1ドル高の83.95ドルか。またまた84ドルに戻るのか?困ったことだ。


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石油価格は需給のファンダメンタルズから遊離し、異常な水準にまで上昇してしまった。
一刻も早く正常に戻ることを願いつつ、その異常な原油価格動向を書き止めることにした。

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